ティピカ種とは?
てぃぴかしゅ
ティピカ種とは、コーヒーのアラビカ種の原種に最も近い品種で、繊細な風味と低収量が特徴の希少なコーヒー品種です。
ティピカ種(Typica)は、アラビカ系コーヒー品種の中で最も歴史が古く、原種に近い形質を持つ基本品種です。エチオピアを原産とするコーヒーがイエメンを経由してヨーロッパや南北アメリカへ伝播した際、その中心にあった品種がティピカであり、多くの現代品種の親に当たります。
ティピカ種の主な特徴は次のとおりです。
- 風味はクリーンでマイルド、甘みと繊細な酸味のバランスが取れている
- 木の形状は円錐形で背が高く、葉先が銅色がかっているのが識別の目安
- 収量が少なく、さびの病気(コーヒーさび病)に弱いため栽培が難しい
- ジャマイカのブルーマウンテン、ハワイのコナなどの銘柄コーヒーに使われる品種として有名
ティピカ種の繊細な風味は高く評価される一方、低収量と病害への脆弱性から、多くの産地ではカトゥーラ種やブルボン種などの耐病性・多収性品種に置き換えられてきました。そのため、純粋なティピカ種を栽培する農園は世界的にも少なくなっており、希少価値が高まっています。
スペシャルティコーヒーの世界では品種の透明性が重視されるようになり、ティピカ種の持つ歴史的・風味的価値が再評価されています。カッピングの場でもティピカ特有のフレーバーを基準として扱うことがあります。
使い方・例文
スペシャルティコーヒーの品種解説や農園紹介で「ティピカ種はアラビカコーヒーの原点ともいわれる品種で、ブルーマウンテンやコナにも使われている」と説明されます。
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