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ティッピングポイントとは?

てぃっぴんぐぽいんと

ティッピンポイントとは、変化が徐々に蓄積した後に突然大きな転換が起き、後戻りが困難になる臨界点のことです。

ティッピンポイント(Tipping Point)とは、ある現象状況が少しずつ変化していく中で、ある閾値(しきいち)を超えた瞬間に急激・不可逆的な変化が引き起こされる転換点のことです。「傾く(tip)」が語源で、皿の上に少しずつ物を置いていくと突然傾いて落ちるイメージから来ています。

この言葉を広く一般に広めたのは、ジャーナリストのマルコム・グラッドウェルが2000年に出版した著書「ティッピング・ポイント」です。同書ではファッションのトレンドや感染症の拡散、犯罪率の変化などを例に、なぜある変化が突然「爆発的」になるかを分析しました。

ティッピングポイントが問題視される主要な文脈は以下のとおりです。

  • 気候変動:北極海氷の融解、アマゾン熱帯雨林の乾燥化、永久凍土の融解が閾値を超えると加速が止まらなくなるリスク
  • 生態系:外来種の侵入や乱獲で生態系が急変し元に戻らなくなる状態
  • 社会・経済:SNS上の情報拡散が一気に爆発的広がりを見せる「バイラル」な現象
  • 公衆衛生:感染症の基本再生産数が1を超えると急拡大が始まる転換点

特に気候科学では「気候ティッピングポイント」として研究が進んでおり、気温上昇が一定水準を超えると地球システムの変化が自己増幅して制御不能になるリスクが指摘されています。不可逆性があるため、予防的な対応が特に重視される概念です。

使い方・例文

新製品の普及率が一定の割合を超えると急速に市場全体に広まる「普及のティッピングポイント」や、地球温暖化が閾値を超えると南極氷床の融解が加速して後戻りできなくなる、という例がよく引用されます。

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