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ツェナーダイオードとは?

つぇなーだいおーど

ツェナーダイオードとは、逆方向に一定電圧(ツェナー電圧)がかかると電流を流す特性を利用して、電圧を安定させる電子部品です。

ツェナーダイオード(Zener diode)は、通常のダイオードと同様にPN接合構造を持ちますが、逆方向に特定の電圧(ツェナー電圧またはブレークダウン電圧)が印加されると急激に電流が流れ始める特性を持つ半導体素子です。この現象を「ツェナー降伏」または「なだれ降伏(アバランシェ降伏)」と呼びます。

通常のダイオードは逆方向電圧に対して非常に高い抵抗を示しますが、ツェナーダイオードは設計された特定の逆電圧で安定してブレークダウンし、それ以上電圧が上がらないよう電流を通し続けます。この特性を利用することで電圧を一定に保つ「定電圧素子」として動作します。

主な応用例は次のとおりです。

  • 定電圧回路(レギュレーター): 電源電圧の変動を吸収し、後段の回路を保護する
  • 過電圧保護: 設定値を超えた電圧をクランプ(制限)する保護回路
  • 基準電圧生成: ADコンバーターやオペアンプ回路の基準電圧源として使用
  • 波形クリッピング: 信号波形の振幅を一定値以内に制限する

ツェナー電圧は製品ラインナップによって数Vから数十Vまで幅広く揃っており、電子回路設計において非常に汎用性の高い部品のひとつです。

使い方・例文

安定化電源やマイコン回路の入力保護部分でよく使われており、電圧が規定値を超えたときに自動的に電流を逃がして後段の部品を守ります。

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