チャルマーズ・ジョンソンとは?
ちゃるまーずじょんそん
チャルマーズ・ジョンソンとは、「発展国家」論と「ブローバック」概念を提唱したアメリカの政治学者・日本研究者です。
チャルマーズ・ジョンソン(Chalmers Johnson、1931〜2010)は、アメリカの政治学者・日本研究者で、カリフォルニア大学バークレー校およびUCサンディエゴで教鞭を執りました。冷戦期にはCIAのコンサルタントも務めましたが、後年はアメリカ外交政策の強烈な批判者に転じたことでも知られます。
学術上の最大の功績は「発展国家(Developmental State)」論の確立です。主著『通産省と日本の奇跡』(MITI and the Japanese Miracle、1982年)において、日本の高度経済成長は自由市場の結果ではなく、通産省(現・経済産業省)が戦略的に産業を育成・誘導した結果であることを論証しました。この「発展国家」モデルはその後、韓国・台湾・シンガポールなど東アジアの経済発展を説明する分析枠組みとして広く採用されました。
また晩年の著作『ブローバック』(Blowback、2000年)と「帝国三部作」では、冷戦後もアメリカが世界各地に軍事基地を維持し介入を続けることの代償として、テロや反米感情という「予期せぬ報復(ブローバック)」が生じていると論じました。この概念は2001年の同時多発テロ後に広く注目されました。
日本の在日米軍基地問題にも精通しており、沖縄の基地問題に関する分析は日本でも高い評価を受けています。
使い方・例文
「なぜ日本は戦後急速に経済成長できたのか」「アメリカの対外軍事介入の副作用」を論じる文章で、チャルマーズ・ジョンソンの発展国家論やブローバック概念が引かれます。
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