チャタリング防止回路とは?
ちゃたりんぐぼうしかいろ
チャタリング防止回路とは、スイッチやボタンを押したときに発生する細かい電気的な振動(チャタリング)を取り除き、誤動作を防ぐための電子回路です。
チャタリング防止回路(チャタリングぼうしかいろ)とは、機械式スイッチやボタンが接触・離隔するときに生じる接点の微細な振動(チャタリング)によって発生するノイズ信号を除去し、電子回路が誤動作するのを防ぐための回路です。英語では「Debounce Circuit(デバウンス回路)」と呼ばれます。
機械式スイッチの接点は金属でできており、押した瞬間や離した瞬間に接点が数ミリ秒にわたって何度もバウンス(跳ね返り)します。このとき、電気的に見るとON/OFFが短時間に繰り返す信号が発生します。マイコンやデジタル回路はナノ秒〜マイクロ秒の速度で動作するため、このバウンスを複数回のスイッチ入力として誤認識してしまいます。
チャタリング防止の主な方法には以下があります。
- ハードウェアによる方法:RCフィルタ回路(抵抗とコンデンサ)でノイズを平滑化する。SRラッチ(フリップフロップ)を使って最初のエッジのみを有効にする。
- ソフトウェアによる方法:マイコンのプログラムで入力を一定時間(数十ミリ秒)サンプリングし、安定したときのみ有効と判断するデバウンス処理を行う。
チャタリング防止回路は、マイコンを使った電子工作・産業機器・家電製品・キーボードなど、機械式スイッチを使うあらゆる機器に欠かせない技術です。適切なデバウンス処理を行うことで、誤動作のない安定した動作を実現できます。
使い方・例文
チャタリング防止回路は、Arduinoなどのマイコンでボタンを使う電子工作や、工場の機械制御盤のスイッチ入力処理など、スイッチの誤検知を防ぎたい場面で必ず検討される技術です。
この用語をシェア
最終更新: