ダイアスポアとは?
だいあすぽあ
ダイアスポアとは、アルミニウムの水酸化物鉱物で、光の当たり方によって色が変化する希少な宝石としても知られます。
ダイアスポアは、化学式AlO(OH)で表されるアルミニウムの酸化水酸化物鉱物です。斜方晶系に属し、薄板状または葉片状の結晶が典型的な形です。加熱すると水を失って変質する性質があり、「ダイアスポア」という名前はギリシャ語で「散らばる」を意味する言葉に由来します。
宝石としてのダイアスポアは、特にトルコ産のものが「ズルタナイト」という商品名で知られており、観察する角度や光源によって緑・黄・ピンク・赤紫など多彩な色に見える「多色性」が最大の魅力です。自然光の下では緑みがかった黄色に、白熱灯の下ではピンクや赤みがかった色調に変化するため、「カラーチェンジストーン」として高く評価されます。
硬度はモース硬度で6.5〜7程度あり、宝石としての加工にも対応できる硬さです。ただし劈開が顕著なため加工には注意が必要で、熟練した職人の手によってカットされます。産地はトルコのエスキシェヒル地方が世界の主要産地で、他にロシアや南米などでも産出します。
希少性が高く、良質な標本や宝石は収集家や宝飾品愛好家に人気があります。その色変化の美しさは、ほかの宝石にはない独自の個性として評価されています。
使い方・例文
「昼間は緑がかって見えたダイアスポアのリングが、夜の照明の下ではピンクに輝いた」というように、光源の変化による色変化を楽しむ宝石として会話に登場します。
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