ソットヴォーチェとは?
そっとう゛ぉーちぇ
ソットヴォーチェとは、「声を抑えて」という意味のイタリア語の音楽用語で、非常に小さく抑えた声や音で演奏・歌唱するよう指示する標語です。
ソットヴォーチェ(Sottovoce)はイタリア語で「声の下に・声を抑えて」を意味し、楽譜に記される演奏指示(発想標語)のひとつです。声楽では「ごく小さい声で」、器楽では「非常に抑えた音量で」演奏するよう求めます。
単純に音量が小さい「ピアノ(p)」や「ピアニッシモ(pp)」とは異なり、ソットヴォーチェには「意図的に抑え込んだ、内向きの表現」というニュアンスが含まれます。まるで心の中でつぶやくように、あるいは秘密を打ち明けるように演奏するイメージです。
この標語が記された箇所では、以下のような演奏上の工夫が求められます。
- 音量を著しく抑えながら音の質を保つ
- 声楽では息のコントロールと声帯の繊細な調整が必要
- 器楽では弓の圧力を最小限にしたり、鍵盤を極めて軽く触れたりする
- 内側から湧き出るような、密やかな情感を表現する
ロマン派以降の声楽・ピアノ曲・室内楽において頻繁に使われ、劇的なクライマックスの後に訪れる静寂の瞬間や、語りかけるような親密な表現に多く用いられます。日常語としても「ひそひそ声で」という意味で使われることがあります。
使い方・例文
「楽譜に『sottovoce』と書かれた部分では、まるで独り言をつぶやくように、極めて静かに語りかける表現が求められる」というように、声楽・ピアノのレッスンや演奏解説で登場します。
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