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センブリとは?

せんぶり

センブリとは、秋に白い花を咲かせる日本産の薬用植物で、その強烈な苦みから民間薬として古くから用いられてきます。

センブリ(千振・Swertia japonica)は、リンドウ科センブリ属に分類される一年草または二年草で、日本各地の山野・草地・乾燥した丘陵地などに自生します。秋(9〜11月ごろ)に白色で紫色の条線が入った小さな五弁花を多数咲かせます。草丈は10〜30センチ程度と小柄です。

もっともよく知られた特徴は、その圧倒的な苦みです。生薬名「当薬(とうやく)」として日本薬局方にも収載されており、健胃・消化促進の効能が認められています。苦み成分はスウェルチアマリン・アマロゲンチンなどの苦味配糖体で、1000倍に薄めてもなお苦みを感じるとされるほど強力です。「千回振り出してもまだ苦い」ことが名前の由来という説があります。

民間薬としての利用は古く、江戸時代の本草書にも記録が残ります。乾燥した全草を煎じて飲む、または粉末にして服用するのが一般的な使い方で、食欲不振・胃もたれ・消化不良などに用いられてきました。

近年は自生地の減少と乱獲によって各地で個体数が減り、都道府県によってはレッドリストに掲載されているものもあります。栽培品も流通していますが、野生品に比べると苦みが弱いとも言われます。漢方薬局や健康食品として今も根強い需要があります。

使い方・例文

「センブリの煎じ薬はとにかく苦く、一口飲んだだけで胃が刺激されるほどの強烈さがあると言われています。」

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