セグメンタルアーチとは?
せぐめんたるあーち
セグメンタルアーチとは、半円より小さい弧を描く扁平なアーチで、開口部を広くとりやすい建築構造です。
セグメンタルアーチ(segmental arch)は、アーチを構成する弧が半円よりも浅く、円の一部(セグメント)を用いた形状を指します。半円アーチ(ロマネスク)や尖頭アーチ(ゴシック)と並んで、建築史上重要なアーチの形式の一つです。
通常のアーチは弧の頂点が高く、その分だけ建物の高さも増しますが、セグメンタルアーチは弧が低いため、同じ開口幅でも高さを抑えることができます。この特性から、以下のような用途で広く活用されました。
- 橋梁:水面への影響を最小限にしながら広いスパンを確保できる
- 窓・扉の上部:天井高を変えずに採光・通行の幅を確保する
- 倉庫・地下室:経済的かつ実用的な空間を作る
ルネサンス期にはセグメンタルアーチが多用され、後にバロック建築や産業革命期の煉瓦造建物にも普及しました。日本の明治期の洋風建築や橋梁にも多く見られ、赤煉瓦を積んだアーチ橋としての遺構が今も残っています。
構造上、水平方向に大きな推力が生じるため、両端の支点(アバットメント)には十分な強度が求められます。
使い方・例文
明治時代に建設された煉瓦造の橋梁や鉄道高架には、扁平なセグメンタルアーチが連続して並ぶ光景が今も残っています。
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