スレンドラ・バハドゥル・シャーとは?
すれんどらばはどぅるしゃー
スレンドラ・バハドゥル・シャーとは、19世紀ネパールのシャー朝の国王で、ラナ家による専制支配が確立された時代の君主です。
スレンドラ・バハドゥル・シャー(1829年〜1881年)は、ネパールのシャー朝第7代国王で、1847年から1881年まで在位しました。父ラジェンドラ・ビクラム・シャーの後を継いで即位しましたが、その治世はネパール政治史における大きな転換期と重なっています。
スレンドラの在位中に最も重大な出来事となったのが、ユング・バハドゥル・ラナによる実権掌握です。1846年にコット事件(クーデター)が発生し、ラナ家が政治の実権を握りました。スレンドラ国王は名目上の君主として位にあり続けましたが、実際の政治権力はラナ家の首相が掌握するという体制が確立されました。
このラナ専制体制は約100年間続き、ネパールを外界から閉ざされた封建的な国家として維持する要因となりました。スレンドラ自身は国王として象徴的な役割を果たしながら、ラナ家による統治を容認する形で在位を続けました。
スレンドラの時代のネパールは、インドを支配するイギリス(東インド会社・のちに大英帝国)との間に条約関係を保ちながら、独立を維持するという外交的均衡も模索していました。
使い方・例文
「スレンドラ・バハドゥル・シャーの治世にラナ専制体制が確立され、以後ネパールでは国王よりも首相(ラナ家)が実権を握る時代が続いた」というように、ネパール近代史を説明する際に登場します。
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