スモールキャップスとは?
すもーるきゃっぷす
スモールキャップスとは、小文字の高さに合わせて縮小した大文字の字形で、本文の流れを損なわずに略語や固有名詞を表示するために使われます。
スモールキャップス(small caps、スモールキャピタルズとも)とは、大文字(キャピタルレター)の形を保ちながら、小文字のエックスハイト(x の高さ)程度に縮小した字形のことです。タイポグラフィにおける重要なグリフ(字形)の種類のひとつです。
通常の大文字を単純に縮小しただけのものとは異なり、本物のスモールキャップスは字形のストローク幅や比率が小さいサイズに合わせて再設計されています。単純縮小では線が細くなりすぎるのに対し、専用設計のスモールキャップスは周囲の小文字と視覚的に調和した見た目を保ちます。
スモールキャップスが使われる主な場面は以下のとおりです。
- 略語(例:AD、BC、PMなど)の表記
- 書籍の章の見出しや人名などの固有名詞
- 全大文字では目立ちすぎるが、強調は必要な箇所
- 欧文組版における洗練された見栄えの演出
CSSでは「font-variant: small-caps;」というプロパティで指定できますが、ブラウザの実装やフォントの対応状況によっては単純縮小になることもあります。OpenTypeフォント機能(font-feature-settings)を使うと、より精確に制御できます。本格的な書籍や雑誌のデザインでは、欧文組版の品質を高めるための重要な選択肢です。
使い方・例文
学術書の本文中に登場する「BC」や「AD」などの時代区分の略語が、周囲の小文字と不自然に浮かずに馴染んでいる場合、スモールキャップスが使用されている可能性があります。
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