スフェンとは?
すふぇん
スフェンとは、チタン石とも呼ばれる鉱物で、強い分散性と高い屈折率を持ち、緑〜黄緑色の美しい輝きが宝石としても評価されています。
スフェン(Sphene)は、ケイ酸塩鉱物の一種で、化学組成はケイ酸カルシウムチタン(CaTiSiO₅)です。鉱物学的な正式名称は「チタン石(Titanite)」で、スフェンはギリシャ語で「くさび」を意味する旧称です。
スフェンの最大の特徴は、ダイヤモンドをも上回る高い分散度(火の輝き)にあります。分散値は0.051で、ダイヤモンドの0.044よりも高く、光が分解されて虹色の輝きを放ちます。屈折率も高く(1.88〜2.05)、熟練した研磨技術と組み合わせることで非常に魅力的な輝きを生み出します。
宝石としての特徴は以下の通りです。
- 色:黄色・緑・オレンジ・褐色など多彩で、鉄やマンガンの含有量で変化する
- 硬度:モース硬度5〜5.5と比較的低く、傷がつきやすいため取り扱いに注意が必要
- 産地:ブラジル・マダガスカル・オーストリア・メキシコなど
- 劈開(へきかい):2方向に明瞭で、研磨・加工には熟練技術が求められる
希少性と取り扱いの難しさから流通量は少なく、コレクター向けの宝石として位置づけられています。
使い方・例文
スフェンはジュエリーショップではあまり見かけない希少な宝石で、宝石コレクターや個性的な一点物のアクセサリーを求める人に選ばれることがあります。
この用語をシェア
最終更新: