スティーヴン・クレインとは?
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スティーヴン・クレインは19世紀末のアメリカ自然主義文学を代表する作家で、南北戦争を描いた『赤い武功の勲章』で知られます。
スティーヴン・クレイン(1871〜1900年)は、アメリカのニュージャージー州に生まれた小説家・詩人・ジャーナリストです。28歳という若さで病死しましたが、短い生涯に残した作品はアメリカ文学の自然主義・写実主義を確立するうえで大きな役割を果たしました。
最も有名な作品は1895年発表の長編小説『赤い武功の勲章』です。南北戦争を舞台に、戦場に送り込まれた若い兵士ヘンリー・フレミングの恐怖・逃走・自己嫌悪・勇気の回復を描いた心理小説で、クレイン自身は実際の戦闘を経験していないにもかかわらず、戦争の混乱と人間の内面を鋭くとらえた描写が高く評価されています。
1893年に自費出版した短編集的な小説『マギー——街頭の少女』は、ニューヨークのスラム街を舞台に貧困と社会の暴力を直視した作品で、アメリカ自然主義文学の先駆けとされています。クレインはその後、キューバやギリシャで従軍記者として活動し、実体験を作品に活かしました。
詩集『青いホテル』や短編「オープン・ボート」なども文学的評価が高く、後のヘミングウェイやフォークナーに影響を与えたとされています。夭折したため作品数は限られますが、アメリカ近代文学の形成に欠かせない作家として位置づけられています。
使い方・例文
「アメリカ文学の授業でスティーヴン・クレインの『赤い武功の勲章』を読み、戦争文学の原点に触れた」のような文脈で紹介されます。
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