スティープニングとは?
すてぃーぷにんぐ
スティープニングとは、利回り曲線(イールドカーブ)において短期金利と長期金利の差が拡大し、曲線の傾きが急になる現象です。
スティープニング(Steepening)とは、金融市場におけるイールドカーブの傾きが急勾配になることを指します。イールドカーブとは、同じ発行体の債券について残存期間(満期)と利回りの関係を示したグラフです。
通常、短期金利と長期金利の差(スプレッド)が拡大するとスティープニングが起きます。代表的なパターンとして次の2種類があります。
- ブル・スティープニング:短期金利が低下しながら長短金利差が拡大する局面。景気後退への警戒や中央銀行の利下げ期待が背景となることが多い。
- ベア・スティープニング:長期金利が上昇しながら長短金利差が拡大する局面。インフレ懸念や財政悪化による長期債売りが主な要因。
スティープニングは、市場参加者が将来の景気拡大やインフレ上昇を見込んでいるサインとして読まれることが多く、銀行の収益性(短期調達・長期運用の利ざや)が改善しやすい環境でもあります。逆に曲線が平坦化することを「フラットニング」と呼び、景気後退の予兆とみなされる場合もあります。
使い方・例文
「米国の長期金利が上昇し、2年債と10年債の利回り差が1%ポイント拡大するベア・スティープニングが進んだ」といった形で、債券・為替市場のニュースで登場します。
この用語をシェア
最終更新: