スターリン粛清とは?
すたーりんしゅくせい
スターリン粛清とは、1930年代にソビエト連邦でスターリンが主導した、党・軍・知識人など広範な層を対象とした大規模な政治的弾圧のことです。
スターリン粛清(Stalin's purges / Большой террор)は、ソビエト連邦の指導者ヨシフ・スターリンが1930年代に繰り広げた大規模な政治的弾圧を指します。特に1936年から1938年に最高潮に達した「大粛清(大テロル)」は、共産党幹部・赤軍将校・知識人・少数民族など社会の広範な層を標的としました。
粛清の主な手法としては、秘密警察(NKVD)による恣意的な逮捕・拷問・処刑、そして「スパイ」「トロツキスト」「反革命分子」といった罪名での強制収容所(グラーグ)への送致が挙げられます。著名な「モスクワ裁判」では、かつての革命指導者たちが拷問による自白を強要され、公開裁判で有罪とされ処刑されました。
犠牲者の規模は諸説ありますが、数十万人が処刑され、数百万人が強制収容所で命を落としたと推定されています。赤軍は将官クラスの大半を失い、第二次世界大戦初期の苦戦の一因となったとも言われています。
スターリン粛清は全体主義的独裁政治の極端な形態として歴史的に記録されています。スターリンの死後、後継者フルシチョフは1956年の「秘密報告」でスターリンの独裁と粛清を批判し、ソ連内部での再評価(脱スターリン化)が進みました。
使い方・例文
20世紀の全体主義を扱う授業では、ナチス・ドイツのホロコーストと並んでスターリン粛清が国家による大規模弾圧の事例として紹介されます。ソ連史研究においても中心的なテーマのひとつです。
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