スキュラとは?
すきゅら
スキュラとは、ギリシャ神話に登場する海の怪物で、メッシーナ海峡の岩に棲み、船乗りを次々と飲み込むとされる恐ろしい存在です。
スキュラ(Scylla)は、古代ギリシャ神話に登場する海の怪物です。イタリアとシチリア島の間のメッシーナ海峡(古代ギリシャ語でシチリア海峡)に棲むとされ、対岸の渦巻き怪物カリュブディスとともに船乗りたちを脅かす存在として語り継がれてきました。
スキュラの姿については複数の伝承がありますが、一般的には上半身が女性、下半身に犬頭や蛇を持ち、複数の口と長い首で船乗りをとらえて食べるとされています。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』において、英雄オデュッセウス(ユリシーズ)がメッシーナ海峡を通過する際にスキュラに何人かの部下を失う場面が有名です。
スキュラの起源については諸説あり、かつて美しいニンフだった彼女が魔女に変えられたとする神話もあります。変身前のスキュラをめぐるポセイドンやグラウコスとの恋愛譚も伝わっています。
スキュラとカリュブディスの対比から、「スキュラとカリュブディスの間」という慣用句が生まれ、どちらも選べない二重の危機・ジレンマを意味する表現として西洋文化に定着しています。文学・絵画・オペラなど多くの芸術作品にも登場します。
使い方・例文
「二つの悪の選択を迫られることを英語では『スキュラとカリュブディスの間』と表現する」のように、西洋の故事や文学の文脈で登場します。
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