カリュブディスとは?
かりゅぶでぃす
カリュブディスとは、ギリシャ神話に登場する海の怪物で、巨大な渦を巻き起こして船を飲み込むとされる存在です。
カリュブディス(Charybdis)は、ギリシャ神話に登場する海の怪物です。シチリア島近くの海峡に棲むとされ、一日に数回、周囲の海水を飲み込んでは吐き出すことで巨大な渦潮を生み出し、近づく船をすべて飲み込んでしまうと伝えられています。
カリュブディスはゼウスとポセイドンの子、または大地の女神ガイアの娘とも言われますが、諸説あります。ヘラクレスが奪った牛をカリュブディスが食べたため、ゼウスに雷で打たれて海の怪物にされたという説もあります。
カリュブディスは、向かいに位置する別の怪物スキュラと対になって語られることが多いのが特徴です。スキュラは岩礁に棲む多頭の怪物で、船が片方を避けようとすればもう一方の危険にさらされるという「どちらを選んでも危険」という状況を象徴しています。オデュッセウスがこの海峡を通過する場面はホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に描かれており、彼はスキュラ側を選んで部下6人を失いながらもカリュブディスを避けることに成功します。
この神話から生まれた「スキュラとカリュブディスの間(between Scylla and Charybdis)」という表現は、英語で「二律背反のジレンマ」「どちらを選んでも逃れられない苦境」を意味する慣用句として現代でも使われています。
使い方・例文
「スキュラとカリュブディスの間に挟まれたように、どちらの選択肢も危険な状況に追い込まれた」という文脈で比喩的に用いられます。
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