スウェージングとは?
すうぇーじんぐ
スウェージングとは、金属素材を複数のダイスで高速に叩いて径を縮小・成形する鍛造加工の一種で、ロータリースウェージングとも呼ばれます。
スウェージング(swaging)は、棒材・管材・線材などの金属素材を複数のダイス(型)で周囲から高速に叩くことで、外径を縮小したり先端を尖らせたり断面形状を変化させたりする加工法です。ダイスが素材の周囲を回転しながら打撃するタイプはロータリースウェージングとも呼ばれます。
加工の基本的な仕組みは、2〜4個のダイスが素材を囲むように配置され、毎分数百回から数千回の高速打撃を与えながら素材を軸方向に送り込むというものです。熱を加えずに冷間で行うことが多く、加工硬化による強度向上も得られます。
スウェージングの代表的な用途は次のとおりです。
- シャフト・ピン類の先端テーパー加工
- ケーブルやワイヤーロープへの端末金具(フェルール)の取り付け
- 管材の端部縮径(差し込み接続の前処理)
- 歯科用器具や医療針など、精密で細い形状への成形
切削加工と異なり素材を削り取らないため材料の無駄が少なく、連続加工で高い生産性を発揮できます。また、加工によって繊維組織が整い、引張強度や疲労強度が向上するという特長もあります。自動車・航空機・医療機器・電気接続部品など幅広い分野で活用されています。
使い方・例文
ワイヤーロープの端末にアイ(輪)を作る際、フェルール(スリーブ)をスウェージングで圧着することで、高い引張強度を持つ末端処理が実現されます。
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