ジョゼ・サラマーゴとは?
じょぜさらまーご
ジョゼ・サラマーゴとは、1998年にノーベル文学賞を受賞したポルトガルの小説家で、独自の文体と社会批評的な寓話小説で知られます。
ジョゼ・サラマーゴ(José Saramago、1922〜2010年)は、ポルトガルが生んだ20世紀を代表する作家のひとりです。アレンテージョ地方の農村に生まれ、幼少期から貧困のなかで育ちました。高校を中退して機械工として働きながら独学で文学を探求し、長い紆余曲折を経て作家としての地位を確立しました。
代表作には、18世紀のリスボンを舞台にした歴史小説『修道院回想録』(1982年)、社会崩壊を描いた寓話『盲目』(1995年)、官僚制度の不条理を描いた『すべての名前』(1997年)などがあります。これらは世界50か国以上で翻訳・出版されています。
サラマーゴの文体は極めて個性的で、段落の中で会話と地の文を混在させ、句読点をほとんど使わない長文の連なりによって独特の流れるようなリズムを生み出しています。この手法は最初こそ読みにくく感じられますが、慣れると物語に引き込まれる効果を持つと評されます。
長年にわたる共産主義への共鳴と反カトリック的な立場から、ポルトガル国内では物議を醸すこともありましたが、晩年はスペインのランサローテ島に移住しつつも世界的な文学的権威として認められ続けました。2010年に88歳で逝去しました。
使い方・例文
「ジョゼ・サラマーゴの作品は、現実とも幻想ともつかない舞台設定で読者を引きつける。」のように、ノーベル賞文学や現代のポルトガル文学を紹介する際に登場します。
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