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ジョゼフ・コーネルとは?

じょぜふこーねる

ジョゼフ・コーネルとは、木製の箱の中に古写真・地図・オブジェ・ガラス球などを緻密に配置した「ボックス・アート」で独自の詩的世界を作り上げたアメリカの芸術家です。

ジョゼフ・コーネル(Joseph Cornell、1903〜1972年)は、ニューヨーク州出身のアメリカの芸術家で、コラージュアッサンブラージュ(寄せ集め)の技法を組み合わせた「シャドーボックス」と呼ばれる作品群で知られています。美術教育をほぼ独学で積み、表参道や画廊街には一切出向かず、クイーンズ区の実家の地下室で制作を続けたという生涯も広く語られます。

コーネルの代表的なシリーズには以下のものがあります。

  • 「ホテル・セリー」シリーズ——旅行したことのない欧州の架空のホテルを想起させる断片を収めた箱
  • 「宇宙・天文台」シリーズ——青く塗られた内面に白砂やコルクボール、星図を配置した神秘的な宇宙表象
  • 「オウム」シリーズ——ウッドブロックの格子の中に剥製のオウムや鳥の絵を封じ込めた箱

彼の作品はシュルレアリスムの影響を受けながらも、幻想と郷愁が混ざり合う独特の詩情を持ち、マックス・エルンストやマルセル・デュシャンら当時の前衛芸術家たちからも高く評価されました。コーネルは美術商として古書・映画雑誌・玩具を収集し、その素材をコラージュに転用することで日常の断片を夢の断片へと変換しました。その影響は現代のインスタレーション・アートや物語性を持つオブジェ作品に広く及んでいます。

使い方・例文

美術館でガラス扉付きの木箱の中に古い写真や小瓶、地球儀の破片が並ぶ繊細な作品を見かけたとき、それはコーネルの「ボックス・アート」の系譜を語る場面で登場する名前です。

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