ジャバウォックとは?
じゃばうぉっく
ジャバウォックとは、ルイス・キャロルの詩『ジャバウォッキー』に登場する架空の怪物で、不思議な造語と独特のリズムで描かれた英文学の傑作キャラクターです。
ジャバウォック(Jabberwock)は、イギリスの作家ルイス・キャロルが1871年に発表した小説『鏡の国のアリス』の中に収録された詩『ジャバウォッキー(Jabberwocky)』に登場する架空の怪物です。この詩は英文学における「ナンセンス詩」の代表作として広く知られています。
詩の内容は主人公が剣を手に怪物ジャバウォックを討ち取るというシンプルな英雄譚ですが、特徴的なのはキャロルが創作した「造語」が随所に散りばめられている点です。「brillig(ブリリグ)」「slithy(スライジー)」「toves(トーヴス)」「galumphing(ギャランフィング)」などの意味不明な単語が、英語の文法構造の中に自然に組み込まれています。これらの造語は後に「ポートマントー語(混成語)」と呼ばれる概念の例として言語学でも引用されます。
ジャバウォックが文化に与えた影響は次の通りです。
- 言語学・意味論の分野で「意味のない語が文法的に機能する」事例として研究される
- 映画・ゲーム・漫画など多くの作品でモンスターとして再解釈される
- 「理解不能だが強大な存在」の比喩として用いられる
- 翻訳の難題として、世界各国の翻訳者が独自の造語で挑戦してきた
日本語訳では「やぶにらみの怪物(ヤブウォック)」などさまざまな表現が試みられており、翻訳文学・言語遊びの観点からも重要な作品です。
使い方・例文
「その詩はジャバウォックのような造語に満ちていて、初読では意味が掴めなかった」のように、難解で謎めいた存在や言葉を例える文脈でも使われます。
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