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ジスルフィド結合とは?

じするふぃっどけつごう

ジスルフィド結合とは、二つのイオ原子(S)が共有結合でつながった化学結合のことで、タンパク質の立体構造を安定させる重要な役割を担っています。

ジスルフィド結合(disulfide bond)とは、二つのイオ原子(S)が単結合(S–S)でつながった共有結合のことです。化学式では「–S–S–」と表記されます。

生体内では、アミノ酸の一種であるシステイン(Cys)が持つチオール基(–SH)が酸化されることで、二つのシステイン残基のイオウ原子間にジスルフィド結合が形成されます。この反応は酸化環境下で自然に進行し、逆に還元剤を加えることで切断することができます。

ジスルフィド結合はタンパク質の機能において非常に重要です。主な役割を以下に示します。

  • タンパク質の三次元立体構造(高次構造)を安定化させる
  • 同一ポリペプチド鎖内(分子内)または異なる鎖間(分子間)をつなぎ留める
  • 熱・pH変化などの外部ストレスに対する耐性を高める

代表的な例としては、インスリンが挙げられます。インスリンはA鎖とB鎖の二本のペプチドからなり、ジスルフィド結合によって連結されています。また、抗体(免疫グロブリン)も複数のジスルフィド結合で構成され、Y字型の安定した構造を保っています。

工業的にも重要で、パーマネントウェーブ(パーマ)の原理がこれにあたります。髪の毛のケラチンタンパク質のジスルフィド結合を還元剤で一時的に切断し、形を整えたのちに酸化剤で再結合させることで、髪にカールを定着させています。

使い方・例文

タンパク質の構造安定化の解説や、パーマの仕組みを説明する文脈でよく登場します。「インスリンはジスルフィド結合によってA鎖とB鎖が連結されている」のように使います。

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