ジグミ・シンゲ・ワンチュクとは?
じぐみしんげわんちゅく
ジグミ・シンゲ・ワンチュクとは、ブータン王国の第4代国王で、「国民総幸福量(GNH)」の概念を提唱したことで世界的に知られる君主です。
ジグミ・シンゲ・ワンチュク(1955年〜)は、ブータンのワンチュク王朝第4代国王として1972年から2006年まで在位しました。父ジグミ・ドルジ・ワンチュクの急逝を受け、17歳という若さで即位しました。
彼の最大の貢献は、経済成長のみを重視する従来の開発指標「GDP(国内総生産)」に対して、「GNH(国民総幸福量:Gross National Happiness)」という概念を提唱したことです。GNHは経済的豊かさだけでなく、文化の保全・環境の持続可能性・良い統治・生活水準の四つの柱から国民の幸福を総合的に評価するという独自の発展哲学で、国際的な注目を集めました。
在位中は外交面でも大きな変化をもたらし、1971年に国連加盟を実現。それまで鎖国に近い状態だったブータンを段階的に対外開放しつつも、独自の文化・伝統を守る方針を維持しました。
2006年には長男のジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュクに王位を譲位し、また2008年には国の政体を絶対王政から立憲君主制に移行させるという歴史的な変革も推進しました。退位後も国民から深く敬愛され続けています。
使い方・例文
「幸福の国ブータン」や国民総幸福量(GNH)を紹介する文脈で必ず登場します。持続可能な開発や幸福論の議論でも引用されます。
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