シーグラムビルとは?
しーぐらむびる
シーグラムビルとは、1958年にニューヨークに完成したミース・ファン・デル・ローエ設計の高層オフィスビルで、モダニズム建築の金字塔として知られます。
シーグラムビル(Seagram Building)は、アメリカ・ニューヨーク市のパーク・アベニューに位置する38階建ての超高層オフィスビルです。カナダの酒造会社シーグラム社の本社として、建築家ミース・ファン・デル・ローエとフィリップ・ジョンソンの設計により1958年に竣工しました。
最大の特徴は、ブロンズ色の鉄骨フレームと琥珀色のガラスカーテンウォールを組み合わせたシンプルで洗練された外観です。ミースの「Less is more(少ないほど豊かだ)」という設計哲学を体現し、装飾を排した純粋な構造美を追求しています。また、建物を敷地いっぱいに建てず、前面に広場(プラザ)を設けたことで、都市の開放的な空間を生み出しました。この「セットバック」と公開広場の概念はその後のニューヨークの建築基準法にも影響を与えました。
建築史上の意義は多岐にわたります。
- インターナショナル・スタイルの完成形として評価される
- カーテンウォール構法の普及を促した先駆的事例
- 公開空地の設計手法として都市計画に影響を与えた
- ニューヨーク市の指定ランドマーク建造物に認定されている
現在もオフィスビルとして現役で使用されており、建築を学ぶ人々にとって必見の現代建築の一つとして世界中から訪問者を集めています。
使い方・例文
「シーグラムビルは、余計な装飾を一切省いたミニマルな外観が特徴で、モダニズム建築の教科書として建築学生が必ず学ぶ建物です」というように、近代建築の代表作を説明する文脈で登場します。
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