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シリオノ族とは?

しりおのぞく

シリオノ族とは、ボリビア東部の熱帯雨林に暮らすアメリカ先住民族で、独特の狩猟採集文化を持つ小規模集団です。

シリオノ族(Sirionó)は、ボリビア北東部・ベニ県の熱帯低地に居住するアメリカ先住民族です。チキタノ文化圏の周辺に位置し、テュピ=グアラニー語族の言語を話すグループに分類されます。人口は現在、数百人規模とされており、非常に小さな民族集団のひとつです。

20世紀前半、アメリカの人類学者アラン・ホルムバーグによる現地調査が世界的に注目を集めました。ホルムバーグは著書でシリオノ族の生活を「最も原始的な社会のひとつ」として描写しましたが、後の研究者たちはこの見方が植民地化・疾病・強制労働によって著しく破壊された後の状態を「本来の姿」として誤解したものだと批判的に再評価しています。

シリオノ族の伝統的な生活は移動型の狩猟採集を中心とし、弓矢による狩りに高い技術を持ちます。精神文化としては、夢や霊魂をめぐる独自の宗教観・音楽・口頭伝承が伝えられています。20世紀後半以降の定住化政策や宣教師の活動により生活様式は大きく変化し、現在はコミュニティを形成して農業と狩猟を組み合わせた生活を営む人々が多くいます。

使い方・例文

人類学の教科書で「接触後社会の誤読」の事例として言及されることがあり、フィールドワークの方法論を論じる文脈でシリオノ族の研究が取り上げられます。

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