本文へスキップ

シラスウナギとは?

しらすうなぎ

シラスウナギとは、ウナギの稚魚のうち透明な体をもつ段階のもので、養殖ウナギの種苗として非常に重要な存在です。

シラスウナギ(白子鰻)とは、ニホンウナギAnguilla japonica)をはじめとするウナギ類の稚魚が、産卵地である海から川に遡上する直前から遡上初期にかけての段階を指します。体長は5〜6センチメートル程度で、体全体が半透明であることが名称の由来です。

ウナギのライフサイクルにおいて、シラスウナギは海洋から淡水域へ移動する重要な転換点にあたります。ニホンウナギは南方の海(マリアナ海嶺付近が産卵場とされる)で産卵し、海流に乗って「レプトケファルス幼生」として漂流した後、沿岸に近づくとシラスウナギに変態し、川を遡上します。

  • 体が透明で、内臓が透けて見える
  • 川に遡上するにつれ黄色みを帯びた「黄ウナギ」に成長
  • 養殖業では毎年秋〜冬に河口で採捕し、種苗として使用
  • 天然資源の激減により採捕量は以前と比べ大幅に減少

ニホンウナギは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に分類されており、シラスウナギの資源管理は水産行政や環境保護の両面から重大な課題となっています。完全養殖技術の実用化が進められていますが、コストや規模の面でまだ課題が残っています。

使い方・例文

ウナギの蒲焼きとして食卓に届くウナギの大半は、シラスウナギを養殖池で育てたものであり、その採捕量の多寡がウナギの価格や供給量に直結するとして、ニュースや水産業界で頻繁に取り上げられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語