ニホンウナギとは?
にほんうなぎ
ニホンウナギとは、日本・中国・朝鮮半島などに生息する細長い魚で、蒲焼きなどの食文化と深く結びついた日本を代表する魚のひとつです。
ニホンウナギ(学名:Anguilla japonica)は、ウナギ目ウナギ科に属する回遊魚で、日本・中国・朝鮮半島・台湾などの東アジアに分布しています。淡水と海水を行き来する「降河回遊」型の魚で、川や湖などの淡水域で成長し、産卵のために深海へ下ります。
ニホンウナギの生活史は長らく謎でしたが、研究の進展によりマリアナ海溝付近の海域で産卵することが明らかになっています。孵化した仔魚はレプトセファルスと呼ばれる葉状の幼生となり、海流に乗って沿岸へ運ばれ、シラスウナギとして河川に遡上します。
食文化の面では古代から日本人に食されており、蒲焼き・白焼き・うな重など多彩な料理法が発達しました。土用の丑の日に鰻を食べる習慣は江戸時代ごろから定着したとされています。
しかし近年、乱獲・生息環境の悪化・気候変動などの影響でシラスウナギの漁獲量が大幅に減少し、ニホンウナギはIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「絶滅危惧種(EN)」に指定されています。完全養殖の実用化に向けた研究が国内外で進められており、持続可能な利用と保護のバランスが課題となっています。
使い方・例文
夏の土用の丑の日には全国でニホンウナギの需要が急増し、蒲焼きとご飯を重ねたうな重が多くの食卓に並びます。
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