ウナギ科とは?
うなぎか
ウナギ科とは、ウナギ目に属する細長い体を持つ魚類のグループで、日本や東アジアで食用として広く親しまれています。
ウナギ科(学名:Anguillidae)は、条鰭綱ウナギ目に属する魚類の科です。現生するのは1属(ウナギ属 Anguilla)のみで、世界に約19種が知られています。
ウナギ科の最大の特徴は、その神秘的な生態にあります。日本で最もよく知られるニホンウナギ(Anguilla japonica)は、川や湖で数年から十数年かけて成長した後、産卵のために太平洋の深海域(マリアナ諸島近海と推定)へと旅立ちます。孵化した仔魚は「レプトセファルス」と呼ばれる葉状の形態で海流に乗って移動し、やがてシラスウナギ(稚魚)となって河川に遡上します。この産卵場所は長らく謎でしたが、近年の研究で徐々に解明されつつあります。
体は細長い円筒形で、鱗は皮下に埋まっており、表面はぬめりのある粘液で覆われています。背びれ・しりびれ・尾びれは連続してつながっているのも特徴です。淡水域と海水域の両方を行き来する「通し回遊魚」であり、浸透圧調節能力が高い点でも生物学的に注目されています。
日本ではウナギの蒲焼きや白焼きとして古くから食されており、土用の丑の日の風習とともに文化的にも重要な存在です。しかし乱獲や生息環境の悪化によりニホンウナギは絶滅危惧種に指定されており、資源保護と持続的な漁業管理が課題となっています。
使い方・例文
「シラスウナギはウナギ科ニホンウナギの稚魚であり、河口付近で採捕されて養殖池に放流される。」
この用語をシェア
最終更新: