シュドウーズリーとは?
しゅどうーずりー
シュドウーズリーとは、古代ギリシャ・ローマ建築における列柱廊の一形式で、神殿の周囲を取り囲む柱列の配置を指す建築用語です。
シュドウーズリー(Pseudodipteros)とは、古代ギリシャおよびローマ時代の神殿建築における列柱配置の形式のひとつです。外観上は二重列柱廊(ディプテロス)のように見えますが、実際には内側の柱列が省略されており、内部に広い歩廊空間が確保されています。
通常の二重列柱廊(ディプテロス)では、神殿の外壁を取り囲むように柱が二重に並びます。これに対してシュドウーズリーは外側の柱列のみを持ち、内側の柱列を取り除いた代わりに広い廊下空間を作り出します。これにより柱の数を減らしながら、視覚的な印象は二重列柱廊に近い壮大さを実現できます。
この形式は建築家ヘルモゲネスが採用・発展させたと古代の建築書にあり、小アジア(現在のトルコ西部)のマグネシア・アド・マエアンドラムにあったアルテミス神殿が代表的な例として知られています。
シュドウーズリー形式は、古典建築を参照するルネサンス以降の建築家たちにも影響を与えた概念であり、建築史や古典様式の研究において重要な用語として扱われています。
使い方・例文
建築史の講義や古代神殿の様式を解説する文献で、列柱の配置を説明する際にシュドウーズリーという言葉が登場します。
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