シュウ酸とは?
しゅうさん
シュウ酸とは、ホウレンソウや木の実などに含まれる最もシンプルなジカルボン酸で、腎結石の原因物質やさびを落とす還元剤としても知られる有機酸です。
シュウ酸(英: oxalic acid)は、化学式 HOOC−COOH で表される最も単純なジカルボン酸(カルボキシル基を2つ持つ有機酸)です。無色の結晶性固体で、水溶液は強い酸性を示します。自然界では植物にシュウ酸塩(oxalate)として広く存在し、ホウレンソウ・タケノコ・ナッツ類・ゴボウなどに多く含まれます。
シュウ酸の主な性質と用途は以下のとおりです。
- 還元作用:さびや鉱物の汚れ(酸化鉄など)を溶かす性質があり、金属磨き・木材漂白・クリーニング剤に利用される
- 錯形成:カルシウム・鉄などの金属イオンと難溶性の塩を形成する
- 化学分析:過マンガン酸カリウムとの酸化還元反応で酸化還元滴定の標準物質として使われる
シュウ酸の生体への影響も重要です。摂取されたシュウ酸は腸管でカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなり、吸収を阻害します。過剰摂取や代謝異常でシュウ酸カルシウムが腎臓に沈着すると腎結石の原因となります。日本人の腎結石の大半はシュウ酸カルシウム結石です。ホウレンソウをゆでこぼす調理法は、シュウ酸を減らすための有効な方法です。また、純粋なシュウ酸は毒性があり、誤飲・大量摂取は危険です。
使い方・例文
ホウレンソウを生で大量に食べると歯や口の中がきしきしするのはシュウ酸のためで、茹でて水にさらすことでシュウ酸を減らすことができます。
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