シェルパ族とは?
しぇるぱぞく
シェルパ族とは、ネパール・ヒマラヤ山岳地帯に暮らすチベット系の民族で、登山ガイドや高所荷揚げのプロフェッショナルとして世界的に知られています。
シェルパ族(Sherpa)は、ネパール東部のソルクンブ地方(エベレスト周辺)を中心に居住するチベット系の民族です。「シェルパ」という名前はチベット語で「東方の人(シャル=東、パ=人)」を意味し、もともとはチベットからヒマラヤを越えて移住してきた集団とされています。
シェルパ族が国際的に広く知られるようになったのは、20世紀の登山ブーム以降です。1953年にエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイ(シェルパ族)がエベレスト初登頂を成し遂げたことで、その名は一躍世界に轟きました。現在も多くのシェルパがエベレストなどのヒマラヤ登山でガイド・荷揚げ・ルート整備などを担っています。
シェルパ族の主な特徴は以下の通りです。
- 高地(標高3,000〜5,000メートル以上)での生活に適応した体質——赤血球数や肺機能に遺伝的適応が見られる
- チベット仏教を信仰し、マニ石や仏塔(チョルテン)が集落に点在する
- ジャガイモ・大麦を主食とした農業と牧畜の組み合わせ
- 登山ガイドとして培ったノウハウが家族・地域内で受け継がれる
近年は「シェルパ」という言葉が職業名として使われることも増えましたが、これは民族名でもあるため区別が必要です。登山観光による経済的恩恵とともに、過酷な高所での労働リスクや環境問題が課題となっています。
使い方・例文
「エベレスト登山隊には必ずシェルパ族のガイドが同行し、高所での荷揚げやルート確認を担当している。」
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