ザイルとは?
ざいる
ザイルとは、登山やクライミングで安全確保・懸垂下降などに用いるロープのことで、ドイツ語に由来する登山用語です。
ザイル(独:Seil)はドイツ語で「ロープ」を意味する語で、日本の登山・クライミング用語として定着しています。岩壁や雪山での転落防止・確保・懸垂下降(ラッペリング)など、命をつなぐ安全装備として欠かせない道具です。
登山用ロープはその用途や構造によって種類が異なります。
- シングルロープ:1本で使用するスタンダードなタイプ。スポーツクライミングやフリークライミングで多用される
- ダブルロープ:2本を交互に使うことでランナウトを改善し、アルパインクライミングで広く使われる
- ツインロープ:2本を常に同時にクリップして使う方式
素材はナイロン製が主流で、コアとシースの二重構造(カーネルマントル構造)により衝撃吸収性と耐摩耗性を両立しています。ロープの長さは通常50〜70メートル、直径は8〜11ミリメートル程度が一般的です。使用後は水で洗い陰干しし、紫外線や摩耗によるダメージを定期的に確認することが安全管理の基本とされています。ザイルパートナーという言葉が示すように、同じロープでつながる仲間への信頼も登山文化の重要な要素です。
使い方・例文
岩壁登攀中にリードクライマーがプロテクションにザイルを通し、フォロワーがビレイデバイスで確保する場面や、急峻な雪面からザイルを使って懸垂下降する場面で使われます。
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