サンジェバニとは?
さんじぇばに
インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する伝説の薬草で、死者をも蘇らせる万能の霊薬として描かれます。
サンジェバニ(Sanjeevani / Sanjivani)は、古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する伝説上の霊薬(薬草)です。サンスクリット語で「生命を与えるもの」や「蘇生するもの」を意味し、インド文化において生命力・蘇生・奇跡的治癒の象徴として語り継がれています。
物語の中でサンジェバニが決定的な役割を果たすのは、ラーマ王子の弟ラクシュマナが魔王ラーヴァナ軍との戦いで重傷を負い、生死の境をさまよう場面です。ラーマの忠実な仲間である猿の神ハヌマーンが、ヒマラヤ山脈にあるとされる薬草を探しに飛んでいきますが、どれがサンジェバニかわからず山ごと持ち帰ったという有名なエピソードがあります。この場面はラーマーヤナの中でも特に人気の高いエピソードの一つです。
サンジェバニは4種の霊薬草の一つとして言及される場合もあり、死者を蘇らせる・毒を中和する・傷を癒すなどの効能が伝えられています。現代のインドでは、複数の実在植物(SelaginellaやCressa creticaなど)が「サンジェバニ草」の候補として民間伝承に結びつけられています。
インドの民間療法やアーユルヴェーダの文脈でも「サンジェバニ」の名は引用され、生命の象徴として広く認知されています。
使い方・例文
インド神話や叙事詩の解説書でハヌマーンの活躍と合わせて紹介されます。インドのアニメや映画、舞台芸術でもハヌマーンが山を持ち帰る場面は人気の演目となっています。
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