サターンVとは?
さたーんふぁいぶ
サターンVとは、NASAがアポロ計画のために開発した世界最大級の多段式液体燃料ロケットで、人類を月面に送り届けた機体です。
サターンV(Saturn V)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)がアポロ計画のために開発した三段式の大型液体燃料ロケットです。全高約111メートル、打ち上げ時の総重量は約2,970トンに達し、1960年代〜70年代に運用された中では世界最大・最強のロケットとして知られています。
開発の経緯
冷戦下のソ連との宇宙開発競争を背景に、ウェルナー・フォン・ブラウンを中心とした開発チームによって設計されました。1967年に初の無人テスト飛行を成功させ、1968年のアポロ8号(月周回)を経て、1969年のアポロ11号で人類初の月面着陸を達成しました。
技術的特徴
サターンVは三段構成で、各段が切り離されながら推力を生み出します。
- 第一段(S-IC):F-1エンジンを5基搭載し、液体酸素と液体ケロシンで燃焼。海面での総推力は約3,400トン
- 第二段(S-II):J-2エンジンを5基搭載し、液体酸素と液体水素で燃焼
- 第三段(S-IVB):J-2エンジンを1基搭載し、月軌道への遷移噴射も担当
実績と遺産
1967年から1973年にかけて計13機が打ち上げられ、うちアポロ計画では6回の月面着陸を成功させました。スカイラブ宇宙ステーションの打ち上げにも使用されています。現代のSLS(Space Launch System)など大型ロケット開発の技術的・歴史的基盤として今なお参照される存在です。
使い方・例文
サターンVは1969年7月にアポロ11号を打ち上げ、アームストロング船長らを月面に届けた歴史的なロケットとして、現在もケネディ宇宙センターに実機が展示されています。
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