サシバとは?
さしば
サシバとは、東アジアから東南アジアにかけて渡りをおこなう中型の猛禽類で、日本では春に飛来して繁殖し、秋に南下する渡り鳥として知られています。
サシバ(鷂、学名:Butastur indicus)は、タカ科に属する中型の猛禽類です。体長はおよそ47〜51センチメートルで、翼を広げると約100センチメートルになります。雄は頭部から背面が褐色で、胸には赤褐色の横斑があり、黄色い目が印象的です。
サシバは春に日本に渡来して繁殖し、秋になると東南アジアへと南下する夏鳥です。日本各地の里山や低山の森林で繁殖しており、水田や水辺近くの環境を好んで利用します。主な餌はカエル・トカゲ・ヘビ・大型昆虫などで、農耕地周辺で狩りをおこなう姿がよく観察されます。
サシバの渡りは壮観なことで知られています。とくに秋の渡りでは、タカ柱と呼ばれる上昇気流を利用した集団飛行が各地で観察されます。千葉県の葛西臨海公園や長崎県の対馬、沖縄などはサシバの渡りの観察地として有名です。
一方で、水田の減少や農薬の使用による餌動物の減少、里山環境の変化などにより、サシバの個体数は近年減少傾向にあります。環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されており、保護が求められる種のひとつです。
使い方・例文
秋の渡りシーズンに、タカの渡り観察地でサシバの群れを数える「タカのカウント」がバードウォッチャーに人気のイベントとなっています。
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