ゴヨウマツとは?
ごようまつ
ゴヨウマツは、5本の葉が束になることが名前の由来の日本産の高山性マツ科樹木で、日本庭園の盆栽や庭木として古来より愛されています。
ゴヨウマツ(五葉松、Pinus parviflora)は、マツ科マツ属に属する常緑針葉樹で、日本固有種として本州・四国・九州の亜高山帯から山地に自生しています。名前の「五葉」は、葉(針葉)が5本ずつ束になって生じることに由来します。
自然状態では樹高10〜25メートルほどになる高木ですが、成長が比較的緩やかで樹形が整いやすいため、庭木・盆栽として広く栽培されています。特に盆栽界では「松盆栽の王者」とも呼ばれ、日本庭園の代表的な植物として国内外で高く評価されています。
球果(松ぼっくり)は小さくて細く、種子には翼があり風によって散布されます。葉は短く内側に湾曲する傾向があり、柔らかな印象を与えます。樹皮は老木になると亀甲状に裂けて独特の景観を生み出します。
高山の岩場や尾根に生える自生のゴヨウマツは、風雪にさらされながら年月をかけて独特の樹形をつくり、山岳景観の重要な一部を形成しています。近縁種には北米に分布するシロマツなど「五葉松類」が複数あり、いずれも5葉束が共通の特徴です。
使い方・例文
日本庭園の盆栽展では、何十年もかけて仕立てられたゴヨウマツの盆栽が展示されることが多く、細かく整えられた緑の葉と曲がった幹が鑑賞の的となります。
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