コールドクリーム法とは?
こーるどくりーむほう
コールドクリーム法とは、油脂・水・乳化剤を用いてクリームを製造する伝統的な乳化技術で、現在も多くのスキンケア製品の製造基盤となっています。
コールドクリーム法(Cold Cream Process)は、化粧品製造における乳化クリームの代表的な製法の一つです。もともと「コールドクリーム」とは、古代ギリシャの医師ガレノスが考案したとされる、ロウ・油・水からなる乳液が皮膚上で蒸発する際に「冷たく感じる」ことから命名されたクリームを指します。
製造工程の基本は以下の通りです。
- 油相:ミツロウ・パラフィン・ワセリン・植物油などを加熱して溶解させる
- 水相:精製水・グリセリン・乳化剤などを別途加熱する
- 乳化:どちらかの相をもう一方に少しずつ加えながら撹拌し、均一な乳化物(O/W型またはW/O型)を形成する
- 冷却・仕上げ:撹拌しながら冷却し、香料・防腐剤などを加えて仕上げる
「コールドクリーム法」という名称は、乳化後に冷却工程を経る製法を指す場合と、コールドクリーム製品そのものの製造法を指す場合があり、文脈によって意味が異なります。現代の工業的製造では温度管理・真空乳化機・均質化装置が組み合わされ、より安定した品質のクリームが大量生産されています。
この製法を基礎として、保湿クリーム・ファンデーション・クレンジングクリームなど多様な製品が派生しており、化粧品科学の根幹を支える技術です。
使い方・例文
クレンジングクリームやナイトクリームの製造工程を説明する文脈で登場します。美容専門学校や化粧品開発の教科書では、乳化技術の基礎を学ぶ代表的な事例として取り上げられます。
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