コンクリートポエトリーとは?
こんくりーとぽえとりー
コンクリートポエトリーとは、文字や記号の視覚的配置そのものを表現の一部とした20世紀の実験的詩の形式です。
コンクリートポエトリー(Concrete Poetry)は、詩の意味内容だけでなく、文字・単語・記号の視覚的・音声的・空間的配置そのものを詩の表現要素として活用する実験的な詩の形式です。「具体詩」「視覚詩」とも呼ばれます。
この詩の形式が国際的に広まったのは主に1950年代で、ブラジルの「ノイガンドレス」グループやスイスの詩人オイゲン・ゴムリンガーらが理論化・実践を進めました。1956年に開催された国際会議でその概念が共有され、日本を含む各国の詩人にも影響を与えました。
コンクリートポエトリーの主な特徴は以下のとおりです。
- 文字や単語がページ上に図形的・絵画的に配置される
- 言語の意味よりも視覚的形状や音の反復が重視されることがある
- タイポグラフィ(書体・サイズ・色)が表現の一部となる
- 言語の限界を探求し、詩・デザイン・視覚芸術の境界を越える
この運動は、ダダイズムや未来派など20世紀初頭の前衛芸術の流れを引き継いでいます。また、デジタル時代に入ってからはコンピュータを使った「デジタル詩」へと発展し、アニメーションや双方向性を取り入れた表現にも応用されています。現代のタイポグラフィデザインや広告表現にも影響を与えた形式です。
使い方・例文
コンクリートポエトリーの作品では、「雨」という文字が縦に連なって実際に雨が降るような視覚的効果を生み出すといった表現が見られます。
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