コルビュジェのピロティとは?
こるびゅじぇのぴろてぃ
コルビュジェのピロティとは、建物を柱で持ち上げて1階を開放空間にする建築手法で、ル・コルビュジェが「近代建築の5原則」の一つとして提唱した概念です。
ピロティ(pilotis)とは、建物を地面から持ち上げるために用いる柱や支柱のことで、それによって生まれる1階レベルの開放的な空間を指す場合もあります。スイス出身の建築家ル・コルビュジェが1920年代に体系化した「近代建築の5原則」の筆頭に挙げられ、20世紀建築に決定的な影響を与えた概念です。
従来の組積造建築では壁が荷重を支えるため、1階は閉鎖的になりがちでした。ル・コルビュジェは鉄筋コンクリートの柱(ピロティ)で建物全体を持ち上げることで、地面レベルを歩行者や自然光のために開放し、都市における「地面の連続性」を確保しようとしました。
ピロティを採用することで得られる効果は多岐にわたります。
- 1階の通風・採光の確保
- 洪水や湿気への対策
- 駐車スペースや半屋外通路としての活用
- 都市景観における視線の抜け感の創出
代表作としてはマルセイユのユニテ・ダビタシオン(集合住宅)や、サヴォワ邸(フランス)が有名です。ピロティの概念はその後、公営住宅や集合住宅に広く普及し、現代建築の基礎的語彙の一つとなっています。
使い方・例文
「このマンションはピロティ形式を採用しており、1階部分が駐車場として開放されている。」建築設計の説明や、耐震性の議論(ピロティ構造の弱点)の文脈でよく登場します。
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