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コリオリの力とは?

こりおりのちから

回転する座標系(地球など)で観測される見かけの力で、運動する物体の進行方向を曲げるように働きます。

コリオリの力とは、地球のように自転する回転系の中で物体が運動するときに生じる見かけの力(慣性力)のことです。19世紀フランス物理学者ガスパール=ギュスターヴ・コリオリにちなんで名付けられました。

仕組みを簡単に説明すると、地球は西から東へ自転しているため、地表から見ると運動する物体は北半球では進行方向に対して右向きに、南半球では左向きに曲がって見えます。この偏向効果がコリオリの力として観測されます。実際には慣性の法則によるものですが、回転系の観測者にとっては力が加わっているように感じられます。

最も身近な影響は大気・海流の運動です。台風(低気圧)が北半球で反時計回りに発達するのは、コリオリの力が気流を右に偏向させるためです。南半球では逆の時計回りになります。また、大洋を横断する海流の経路にも影響を与えています。

ただし、コリオリの力は大規模な現象でのみ顕著で、浴槽や洗面台の排水が「コリオリの力で回る」という説は一般に誤りとされています。気象学・海洋学・宇宙工学において重要な概念です。

使い方・例文

気象予報士の試験でコリオリの力の方向と台風の回転方向の関係を問う問題はよく出題されます。

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