コラールとは?
こらーる
コラールとは、ルター派教会を起源とするドイツのプロテスタント讃美歌で、会衆が斉唱する簡潔な旋律が特徴です。
コラール(ドイツ語:Choral)とは、16世紀の宗教改革においてマルティン・ルターが提唱した、プロテスタント(特にルター派)の礼拝で用いられる讃美歌のことです。ラテン語による聖歌を一部の聖職者だけが歌っていたカトリックの礼拝に対し、ルターは会衆全員がドイツ語で歌える簡潔な旋律の讃美歌を重視し、コラールを積極的に普及させました。
コラールの旋律は多くの場合、既存の民謡や聖歌が転用・編曲されたものです。その後、バッハをはじめとする作曲家たちがコラール旋律を和声化し、四声体(ソプラノ・アルト・テノール・バス)のコラール編曲として定着させました。バッハは400曲以上のコラール編曲を残しており、西洋音楽の和声法の基礎を学ぶ素材としても現在まで広く用いられています。
コラールは次のような形で音楽作品に取り込まれています。
- 教会カンタータの中での合唱曲として
- オルガンのコラール前奏曲(礼拝前に演奏される器楽曲)として
- パッションや受難曲の要所を締めくくる合唱として
「主よ、人の望みの喜びよ」などバッハのコラール編曲は今日でもコンサートや結婚式で演奏されるなど、広く親しまれています。
使い方・例文
「バッハのカンタータにはコラールが随所に用いられており、信者たちが歌い継いできた旋律が聴き取れます」といった音楽・宗教の文脈で登場します。
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