コラグラフとは?
こらぐらふ
コラグラフとは、厚紙や板にさまざまな素材を貼り付けてテクスチャーある版を作り、そこからインクを転写する版画技法です。
コラグラフ(collagraph)は、コラージュ(collage)とグラフ(graph)を組み合わせた造語で、20世紀中頃にアメリカを中心に発展した版画技法です。厚紙・木板・金属板などのベースに、砂・布・葉・糸・紙・モデリングペーストなど多様な素材を接着し、凸凹のある独特の版面を作製します。
制作工程は以下のように進みます。
- 板や厚紙の上に素材を自由に貼り付けてテクスチャーを作る
- 版面全体をニスや媒介剤でコーティングして耐久性を確保する
- 油性インクを版面全体に塗り込んだのち、余分なインクをぬぐい取る
- プレス機で紙に転写し、凹部の濃淡と凸部の模様が刷り上がる
コラグラフ最大の特徴は、素材の選択が版の表情を直接決定する点にあります。粗い砂を使えば荒々しいテクスチャー、布を用いれば繊維の細かい線模様など、版画でありながらコラージュや彫刻的な立体感も楽しめます。また専用プレス機がなくても手でバレンを使った手刷りが可能であり、アートワークショップや学校教育でも多く取り入れられています。
現代では実験的な版表現の場として国際版画展にも多く出品され、素材の可能性を探るアーティストたちに支持されています。
使い方・例文
美術の授業でコラグラフが取り上げられることがあり、葉っぱや布を台紙に貼り付けてオリジナルの版を作り、色とりどりの印刷を楽しむ体験学習として行われます。
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