ケント紙とは?
けんとし
滑らかで均質な表面を持つ高品質な白色用紙で、製図・デザイン・イラスト制作などに広く使われます。
ケント紙(Kent paper)とは、表面が平滑で均一に仕上げられた白色の厚手用紙です。英国のケント州で製造が盛んであったことが名称の由来とされています。
最大の特徴はその滑らかな表面にあります。繊維が均一に絡み合い、カレンダー(圧延)処理によって表面の凹凸が極めて少なくなっており、ペンや鉛筆でインクがにじみにくく、細い線や精密な描写に向いています。また消しゴムで消しても紙面が荒れにくいため、製図用途に適しています。
用途は多岐にわたります。建築・機械設計の図面、グラフィックデザインのレイアウト原稿、マンガの原稿用紙、イラストボードなど、精密さを要する描画・印刷の場面で広く採用されています。学校の美術教育でも頻繁に用いられる素材です。
坪量(厚さを示すg/m²)の種類が豊富で、薄手のものから厚口・特厚口まで揃っており、用途に応じた選択が可能です。印刷適性も高く、オフセット印刷やインクジェット印刷にも対応した製品が流通しています。現代でも紙の品質基準のひとつとして広く認知されています。
使い方・例文
漫画家がペン入れをする際にケント紙の原稿用紙を使うのは、滑らかな表面がインクのにじみを抑え、細い線を描きやすいからです。
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