ケビン・ローチとは?
けびんろーち
ケビン・ローチは、エーロ・サーリネンの事務所を引き継ぎ、アメリカ企業建築の傑作を多数生み出したアイルランド出身の建築家です。
ケビン・ローチ(Kevin Roche、1922〜2019年)は、アイルランド・ダブリン生まれの建築家です。イリノイ工科大学でミース・ファン・デル・ローエに師事した後、エーロ・サーリネンの事務所に加わり、サーリネンの没後(1961年)にジョン・ディンカルーとともに事務所を引き継ぎ、「ケビン・ローチ ジョン・ディンカルー・アンド・アソシエーツ」として活躍しました。
ローチの建築は、企業施設や文化施設において大胆な幾何学形態と素材の革新を組み合わせた点に特徴があります。ガラスカーテンウォールや反射ガラスの使用、明確なモジュール構成による大規模建築を多く手がけました。
主な代表作は以下のとおりです。
- フォード財団ビル(ニューヨーク、1968年)— 屋内庭園を持つ先駆的なアトリウム建築
- オークランド美術館(カリフォルニア)
- ユニオン・カーバイド本社(コネチカット)
- メトロポリタン美術館の複数の増築
プリツカー賞を1982年に受賞し、20世紀アメリカ建築を代表する存在として高く評価されています。フォード財団ビルのアトリウムは現在も企業建築の名作として引用されます。
使い方・例文
「ケビン・ローチのフォード財団ビルは、屋内に緑豊かな庭園を取り込んだアトリウム建築の先駆けとして今も参照される」という文脈で建築史の授業などに登場します。
この用語をシェア
最終更新: