本文へスキップ

ケスタとは?

けすた

ケスタとは、硬さの異なる地層が傾いた地域で侵食が進んだ結果、片側が急な崖で反対側がなだらかな傾斜面になる非対称の丘陵地形です。

ケスタ(英語フランス語:cuesta)は、傾斜した地層(硬い層と軟らかい層の互層)が差別侵食を受けることで形成される地形で、片側が急崖(急斜面)、反対側がなだらかな傾斜面(背斜面)になる非対称の台地・丘陵を指します。スペイン語で「斜面」「丘」を意味する言葉に由来します。

ケスタが形成されるプロセスは次の通りです。まず、水平に堆積した地層が地殻変動で傾きます。その後、雨水や河川による侵食が長期間続くと、軟らかい地層が先に削られ、硬い地層だけが残って急崖を形成します。硬い地層の傾きに沿ったなだらかな側が背斜面です。

ケスタの主な特徴は以下の通りです。

  • 急崖側(前面):地層の傾きに反した方向の急峻な崖
  • 背斜面側(後面):地層の傾きに沿ったなだらかな斜面
  • 硬い地層(砂岩・石灰岩など)が尾根部分を形成する

フランスのパリ盆地周辺や、英国のサウスダウンズなどが世界的に有名なケスタの例です。日本では大阪府の生駒山地東縁部なども構造的にケスタに近い特徴を持つとされています。地理・地形学の授業でよく取り上げられる概念のひとつです。

使い方・例文

地理の授業で「ケスタ」が登場するのは主にフランスのパリ盆地を説明するときで、複数のケスタが同心円状に並ぶ地形が典型例として紹介されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語