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グルコーストランスポーター4とは?

ぐるこーすとらんすぽーたーよん

グルコーストランスポーター4(GLUT4)とは、インスリンの刺激に応じて細胞表面に移動し、血液中のグルコースを細胞内に取り込む輸送タンパク質です。

グルコーストランスポーター4(GLUT4、SLC2A4とも呼ばれる)は、インスリン感受性組織(骨格筋・心筋・脂肪組織)に特異的に発現するグルコース輸送体です。GLUT4はATPを消費しない促進拡散型の輸送体であり、グルコース濃度勾配に従って細胞外から細胞内へグルコースを取り込みます。

静止状態ではGLUT4の大部分は細胞内小胞(GLUT4蓄積小胞、GSV)に貯蔵されており、細胞表面にはほとんど存在しません。食事後に血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌され、インスリン受容体のシグナル伝達(PI3K-Akt経路)が活性化されます。このシグナルがGSVを細胞膜へと融合させ、GLUT4を細胞表面に動員(トランスロケーション)します。その結果、グルコースの取込みが数倍から数十倍に増加し、血糖値が低下します。

インスリンシグナルが障害された状態ではGLUT4のトランスロケーションが起きにくくなり、血糖の処理能力が低下します。これが2型糖尿病におけるインスリン抵抗性の主要な機序のひとつです。

注目すべき点として、有酸素運動でもAMPK経路を介してGLUT4が動員されることが知られており、運動療法が血糖管理に有効な理由の分子的根拠となっています。

使い方・例文

2型糖尿病の患者さんが食後に30分程度のウォーキングを行うと、AMPKの活性化によってGLUT4が筋細胞表面に動員され、血糖値の急上昇が抑えられます。

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