グリーンダイヤモンドとは?
ぐりーんだいやもんど
グリーンダイヤモンドとは、天然の放射線照射によって緑色を帯びた極めて希少なダイヤモンドで、ファンシーカラーダイヤモンドの中でも特に珍しい種類です。
グリーンダイヤモンドは、ファンシーカラーダイヤモンド(特定の色を持つ天然有色ダイヤモンド)の一種で、その緑色は主に地中に埋まっていた長い年月の間に自然放射線(ウランやトリウムなどの放射性元素から出るアルファ線・ガンマ線)を浴びたことで生じます。放射線が炭素原子の配列(格子欠陥)を変化させ、特定の波長の光を吸収することで緑色が発現します。
天然グリーンダイヤモンドの特徴は以下の通りです。
- 緑色は表面付近(グリードル・表皮部分)に集中していることが多く、カットすると色が薄まりやすい
- 均一な深い緑色が全体に及ぶものは特に希少で、高額で取引される
- 色の原因が放射線照射という特殊な条件のため、産出量が極めて少ない
- 市場には人工的に放射線照射・加熱処理を施した「処理済みグリーンダイヤモンド」も流通しており、鑑別機関での検査が重要
著名な例として「ドレスデン・グリーン」(約41カラット、ザクセン選帝侯アウグスト3世が所有した歴史的大粒石)があります。現在はドイツ・ドレスデン国立美術館に収蔵されています。産地としてはブラジル・南アフリカ・ジンバブエ・コンゴなどが知られます。
人工処理品と天然品の区別が難しいため、信頼できる国際宝石鑑定機関(GIAなど)の鑑定書が価値証明に不可欠です。
使い方・例文
高級ジュエリーオークションで「天然ファンシーグリーンダイヤモンド」として出品されたり、宝石学の授業で「色の原因が放射線」という珍しい事例として紹介される場面で登場します。
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