クロスカッティングとは?
くろすかっていんぐ
クロスカッティングとは、映像編集において同時進行する複数の場面を交互に見せることで、緊張感や物語のつながりを演出する編集技法です。
クロスカッティング(Cross Cutting)は、映画・ドラマなどの映像編集において、同時並行して起きている複数の出来事や場面を交互につなぎ合わせる編集手法です。「パラレル編集」や「交差編集」とも呼ばれます。
この技法は映画の草創期にD・W・グリフィス監督が積極的に活用し、映像表現の基礎技法として確立されました。二つ以上の場所で同時に展開するドラマを並行して見せることで、単線的な物語より豊かな表現が可能になります。
クロスカッティングの主な効果は以下の通りです。
- サスペンスの強化:危険が迫る人物と、助けに向かう人物を交互に見せることで緊張感を高める
- 対比の強調:まったく異なる状況にある人物を並置することで、テーマや格差を浮き彫りにする
- 因果関係の明示:離れた場所での出来事が互いに関係していることを示す
- 時間感覚の操作:実際より時間が迫っているように感じさせる
アクション映画のクライマックスで主人公と敵が別々の場所を移動するシーンや、ロマンス映画で二人の登場人物が同じ瞬間に互いを思う場面などに多用されます。現代のテレビドラマや映画でも欠かせない基本的な編集技法として広く使われています。
使い方・例文
映画で「主人公が爆弾を解除しようとする場面」と「仲間が外から助けに走る場面」が交互に映し出されるような演出がクロスカッティングの典型例です。観客の緊張感を高めるために多くのアクション映画で使われます。
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