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クロスエントロピーとは?

くろすえんとろぴー

クロスエントロピーとは、真の確率分布と予測した確率分布のずれを測る情報理論の指標で、機械学習の損失関数として広く使われます。

クロスエントロピー(cross entropy)は、情報理論に由来する概念で、「真の分布 P に従ってデータが生成されるとき、別の分布 Q を使って符号化した場合に必要な平均ビット数」を意味します。数式では H(P, Q) = −Σ P(x) log Q(x) と表されます。

直観的な意味:真の分布 P と予測分布 Q が完全に一致するとき、クロスエントロピーはシャノンエントロピー H(P) に等しくなります。P と Q のずれが大きくなるほどクロスエントロピーは増加します。このずれの部分はKL情報量(KLダイバージェンス)と呼ばれ、H(P, Q) = H(P) + D_KL(P‖Q) の関係があります。

機械学習での活用:クロスエントロピーは分類問題の損失関数(コスト関数)として非常に広く使われています。

  • 二値分類:バイナリクロスエントロピー(Binary Cross-Entropy)として正解ラベルとモデルの出力確率の差を評価
  • 多クラス分類:カテゴリカルクロスエントロピーとして、ソフトマックス出力と正解ラベルのずれを最小化

なぜ損失関数に使うのか:クロスエントロピーは微分が簡単で勾配計算に適しており、確率的な出力を持つモデルに対して理論的に自然な目標関数です。また、平均二乗誤差と比べて「確信度の高い誤分類」に対してより大きなペナルティを与えるため、深層学習の学習が速く安定する傾向があります。

使い方・例文

画像分類モデルが「猫」の画像に対して「犬:0.9、猫:0.1」と予測した場合、クロスエントロピー損失は大きな値になり、逆伝播でパラメータが大きく修正されます。

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