クレストリーとは?
くれすとりー
クレストリーとは、大聖堂や大型教会建築において身廊の上部壁面に設けられた高窓の列のことで、聖堂内部に自然光を取り込む重要な建築要素です。
クレストリー(Clerestory、またはクリアストーリー)とは、大型建築物の上部壁面に開けられた採光用の窓の列、またはその壁部分を指します。教会・大聖堂建築において特に発達した概念で、側廊の屋根より高く設けられた身廊(ネイヴ)の壁上部に位置し、聖堂内部に直接自然光を導き入れる役割を担います。
クレストリーはロマネスク建築にすでに見られましたが、ゴシック建築において飛び梁(フライング・バットレス)の技術が発展したことで、壁の大部分をガラスに置き換えることが可能になりました。これにより、ゴシック聖堂特有の「神の光に満ちた空間」が実現されました。
クレストリーの特徴と意義を整理すると次のとおりです。
- 身廊の壁最上部に設けられ、自然採光の主要な源となる
- ステンドグラスが用いられることで聖書の物語や聖人の図像を光で表現
- 飛び梁による外部サポートがあるため、壁を薄くして大きな開口部を確保できる
- ロマネスクでは小窓に限られていたが、ゴシックでは窓面積が劇的に拡大した
現代建築でもクレストリーの概念は引き継がれており、工場・体育館・美術館などで上部採光の手法として広く活用されています。
使い方・例文
ゴシック大聖堂に入ると上方から差し込む色彩豊かな光を感じることができますが、その光の源となる高窓の列がクレストリーです。
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